Profile
就活中、フルヤ金属に出会い‘ピンときた’。大手企業より主体的に任せてもらえそう、主体的に研究開発していそうと感じる。もともと自分の直感を信じて行動するタイプだが、入社して4年、この直感は当たっていた。
「新しさ」「珍しさ」にワクワクする日々
大学では鉄鋼材料の研究をしており、いざ就職と考えたとき「鉄は馴染みのある材料だけにこれ以上突き詰めてもつまらないな、やり尽くされているな」と感じていました。しかし、貴金属はまだ多くの人が触っていない開発途上の材料だと思い、貴金属メーカーを中心に説明会等に参加していました。そんな中、フルヤ金属と出会い「貴金属の中でもあまり聞いたことのない素材を扱い、そんなニッチなものにプライドを持って対峙している。これはおもしろそうだ」と感じました。もともと感覚で行動するタイプですので、この時の自分の感覚を信じて入社を決めました。 そして入社して丸4年。就活中に感じた「新しさ」「珍しさ」は変わらず、さらにさまざまなことにチャレンジさせてもらえる環境に刺激をもらう毎日です。
材料+装置をワンパックで開発
現在は、いくつかの案件を持っていますが、主たる案件は、貴金属を使った装置の開発。設計から基礎実験、装置作成、運用までをすべて担当しています。フルヤのビジネスモデルでは、貴金属の製品をお客さまに納め、それをお客さまの装置に導入していますが、その装置自体を開発し、ワンパックで納品するという新しいビジネスモデルです。先輩社員の皆さんなどまだ誰もやったことのない分野の仕事。答えが見つからず大変なことも多いですが、その分やりがいも大きいです。チームでディスカッションを繰り返し、いいね、やってみようかと試行錯誤を繰り返しています。そんな中感じるのは、社内のフランクな関係性。キャリアや経験などにとらわれず、個々で意見を出し合い、やってみる。うまくいかないことももちろんありますが、ストレスのない職場で研究に集中しています。
スタートからゴールまでのすべてに関われるよう
これからの目標は、まずは前述した現在携わっている案件をやり切り、成功裏に終わらせること。困難もまだまだ多いと思いますが、完成が今から楽しみです。さらにその後は、新しい案件の立ち上げから納品まですべての過程に自分主体で関わりたい。そのためには今より多くの知識や技術を身につけ、資格などにもチャレンジしていきたいと考えています。会社に貢献するのはもちろん、入社当時からお世話になっている先輩や上司に安心して任せてもらえる、また期待してもらえる存在になりたいと思っています。 内定をもらってから想像していた自分の社会人像は裏切られることなく、これまで新しいものの開発、そして新しいことに挑戦するのは本当に楽しい。自分の直感に間違いはなかったですね。
Daily Schedule
1日の仕事スケジュール
08:30-09:00
朝礼、清掃
09:00-10:00
メールチェック、打ち合わせ
10:00-12:00
実験準備
12:00-12:50
昼休憩 部署の垣根を越えて他部署の人と食事することも!
12:50-17:30
実験、片付け
17:30
業務進捗状況により時には残業あり
Main tasks 1week
1週間の主な仕事内容
40%
デスクワーク※1
30%
現場作業※2
30%
報告書作成・定常庶務
※1:設計図面作成/ミーティングなど
※2:パーツ作成/実験/分析など
Holidays
休日の過ごし方
フットサルやテニスなど身体を動かすのが好きです。会社にクラブ活動があるのですが、コロナでしばらく活動していなかったのでそろそろ再開したいですね。 家族と買い物に出かけたりすることも多いです。休日は仕事のことは考えずにリフレッシュするよう心がけています。
Profile
就職活動中に感じていたフルヤ金属の高い技術力と社会貢献性。実際に働いてみて、それらをさらに深く実感しています。学生時代も今も、フルヤ金属のサスティナブルな部分に大きな魅力とやりがいを感じ、強く引き付けられています。
フルヤ金属での高いレベルの仕事に自信を持つ
就職活動を始めた頃は、「化学」以外の視点は特に持っておらず、就職先を探すということは自分のやりたいことを探すことと同じだと考えていました。そんな中、フルヤ金属という会社は貴金属を扱っている会社という程度の知識で理解していました。しかしその後、就職活動を進めていく中でより深く調査した結果、フルヤ金属が貴金属に対する高度な技術力を持っていることを知りました。フルヤ金属が扱っている貴金属は情報通信、クリーンエネルギー、半導体、エレクトロニクス、環境などのさまざまな分野で利用されており、ほかの材料では代替できない特殊な性質を持っています。また、触媒分野でも、難しい反応の多くで貴金属触媒が使用されており、この貴金属の特性を活用して、世界を変えるような触媒を作りたいと感じ、入社を決めました。
トライ&エラーで落ち込むこともあるが、
それも含めて喜びに感じる
現在の仕事は、ナノ合金を量産するための課題解決に取り組んでいます。量産するとなると、ラボスケールでは気付くことができなかったさまざまな問題が浮かび上がってきます。それらを一つひとつクリアしながらナノ合金の量産方法を探っています。課題を進めていく中で、思うように結果が出ないことも多く、時には落ち込むこともあります。しかし、そのようなときに思い出すのは「自分が取り組んでいるのは会社の柱となるプロジェクトであり、その成果が社会の繁栄に大きく貢献する可能性がある」ということです。また、先輩や上司との良好な関係、しっかりと休みを取ることができるなど働きやすい環境が難しい課題に挑戦する動機付けになっています。
ナノ合金を世の中にさらに広めることを目指す
達成したい目標は、ナノ合金を量産し、もっと多くの人々にその存在と利用価値を知ってもらうことです。そのために自分自身がさらに学ぶために、自ら手を挙げることでセミナーや研究会などに参加する機会も増えています。また、環境省主催の脱炭素社会を目指した革新的触媒技術開発プロジェクトにも参加しています。このプロジェクトを通じて地域資源の循環を実現するために、比較的安価な触媒を合成する技術を開発し、実証したいと考えています。これが実現すれば、二酸化炭素の削減や化石燃料に依存しない循環型経済(サーキュラーエコノミー)に一歩近づくことができます。そのために、自分の研究開発が活かされるように、引き続き努力していきます。
Daily Schedule
1日の仕事スケジュール
08:30-09:00
メールチェック
09:00-09:20
一日の仕事を上司と確認
09:20-12:20
文献調査、実験
12:20-13:10
昼休憩
13:10-17:00
実験
17:15-17:30
片付け・夕礼
17:30
帰宅
Main tasks 1week
1週間の主な仕事内容
40%
実験
30%
デスクワーク※1
30%
出荷対応/在庫管理・手配
※1:論文の検索などの情報収集
Holidays
休日の過ごし方
休日は自然を満喫し、登山をしています。壮大な景色と対面すると、新たな挑戦への活力が湧いてきます。この経験が普段の糧となり、日々の仕事に積極的に取り組んでいます。